犬の食欲が増えたときに疑うべき病気

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犬はいつだって食いしん坊。
だからこそ、食欲がなくなるのはとても心配ですよね。

食欲がなくなるということは、犬の体調になんらかの異変か起きている証拠。 しかし、いつもに比べて愛犬の食欲が増えていると感じたときは、それもまた病気のサインなのかもしれません。



犬の食欲が増えたときに疑う病気

うちの犬は食いしん坊で、ご飯もオヤツもあっという間に食べてしまう。
病気で食欲が増えていたとしても、兆候なんてわからない。

――と、思うかもしれません。

しかし、体になんらかの異常があって食欲が増えるときは、ほかにも必ず体調異変の兆候がみられるはずなんです。

食欲だけが異常に増えていて、それ以外はいつもとまったく同じ、ということはまずありません。

ということは、食欲が妙に増えていると感じたとき、行動や排泄、体のすみからすみまでをよく観察することで、食欲以外の兆候が見つかる可能性は高いんです。

もしも、なにかおかしいと感じたときは、愛犬の状態をじっくり観察することからはじめてみてください。

食欲が増えたときに疑うべき病気は次の3つです。
・糖尿病
・クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
・甲状腺機能低下症
これらはおかしいなと感じてから数日以内に亡くなってしまうような、危急性のある病気ではありません。

しかし、そのまま放置すれば大切なワンちゃんの寿命を削ってしまうことは間違いないんです。

大切な愛犬には元気で長生きしてもらいたいもの。
そのためにも、病気の兆候をいち早く見つけて治療を開始する必要があるんです。



犬の糖尿病

糖尿病とは、膵臓から分泌されるホルモンの一種インスリンの働きが悪くなる病気です。
主に以下のような症状がみられます。
・以前に比べて食べる量が増えた
・水を大量に飲むようになった
・尿の量と回数が増えた
・食べているのに体重が減少している
最初はこんな地味な症状から始まりますが、悪化してくると……。

・嘔吐、下痢
・食欲が低下し、元気がなくなった
・以前とは違う口臭がするようになった
・昏睡状態
食欲旺盛だったはずの犬が、食欲が低下するどころか水すら飲もうとしなくなるほど元気を失っていきます。

そして糖尿病が恐ろしいのはその合併症。
白内障や網膜症が急に進行して失明してしまうかもしれません。

また、細菌に感染しやすくなることで膀胱炎や皮膚炎を繰り返すおそれもありますし、糖尿病性腎症や肝疾患によって最悪は腎不全や肝不全、心筋梗塞が起こる可能性も。

糖尿病を放置してしまうと、命にかかわってしまうんです。



犬のクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)とは、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌されてしまうことにより、いろいろな症状が起こる病気のことです。

主に、以下のような症状がみられます。
・以前に比べて食べる量が増えた
・水を大量に飲むようになった
・尿の量と回数が増えた
・食べているのに体重が減少している

ここまでは糖尿病と似ていますが、クッシング症候群の場合は特徴的な症状がみられるようになります。
・全体的に毛が薄くなった
・胴体が左右対称に脱毛してしまった
・皮膚が黒ずんだり、脂っぽくなった
・腹部が膨張している
・ジャンプをしたがらなくなった
ジャンプをしたがらなくなるのは、筋力が低下してしまうからです。
ジャンプに限らず、運動そのものをしたがらなくなることも珍しくありません。

また、クッシング症候群が厄介なのは、糖尿病や甲状腺機能低下症を併発するおそれがあるところです。 早期に治療を開始しないと、もっと重篤な病気を引き起こしてしまうかもしれません。

クッシング症候群にかかる犬の多くは6才以上です。
シニア犬の飼い主さんは、少しでもおかしいと感じたら、早めに動物病院を受診したほうがよいのかもしれません。



犬の甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、全身の細胞に作用して代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまう病気です。

主に、以下のような症状がみられます。
・ぼんやりとしていることが多くなり、反応が鈍くなった
・寒さに弱くなった
・寝てばかりいるようになった

犬の甲状腺機能低下症は5才以上の犬がかかりやすく、初期の段階では「もう年なのかな?」と見過ごされてしまいがち。

しかし、症状が進むにつれて以下のような異変がみられるようになります。
・体重が増え、見た目にもブクブクしてきた
・胴体の毛が脱毛し、あらわになった皮膚に黒い色素が沈着している
・悲しそうな顔に変わってしまった
甲状腺機能低下症の場合、食欲が増えるというより食欲は変わらないのに体重が増えることから、食べさせすぎと勘違いすることがあります。

そして、この病気は食欲が落ちないことがほとんどのため、初期症状ではなかなか気づきにくいのが厄介なところなのかもしれません。

悲しそうな顔に変わっているのは悲劇的顔貌と呼ばれる状態で、具合が悪いから悲しい顔をしているわけではありません。

水分代謝が低下したためにムコ多糖類とたんぱく質の結合物質が顔に蓄積してしまい、ブヨブヨになったために顔つきが変わって見えるのです。

この病気は即命にかかわるわけではありませんが、放置してしまうと心臓疾患を引き起こすおそれがあるため、早期に治療を開始する必要があります。



あれ?と思ったらすぐに動物病院へ

食欲は、落ちるにしても増加するにしても、いずれも体調の変化を表しています。

愛犬の様子に「あれ?」と思うことがあったら、まずはじっくりと観察してください。 そして少しでも何かがひっかかる場合は、迷わず動物病院を受診したほうがよいのです。

飼い主さんの勘は、思った以上に当たっていることが多いもの。
早期に発見して早期に治療を開始することにより、愛犬が長生きをする道は閉ざされずに済むのです。



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