犬の食事に必要な塩分量とは?

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犬に塩気の多いものを食べさせてはいけない――。
犬を飼っている人にとっては、ある意味常識のようなフレーズですよね。

しかし、どうもイメージだけが一人歩きしているのか、「犬に塩分は不要」と勘違いしている飼い主さんもいるような……。

犬は人間と同じく哺乳類。
塩分は生命維持のためには必要不可欠であり、絶対に不足してはいけないものなんです。

つまり、「犬に塩分は必要。ただし、適切な量で」というのが一番正しい解釈ではないでしょうか。



犬は汗をかかない……という考え方が間違いのもと

人間と違って犬は汗をかかないから塩分があまり排出されないため、必要とする量は少量でいい――。 こんなフレーズも、犬と塩分についての話しの中ではよく聞かれます。

しかし、最近ではこの考え方にかなり修正がかかっています。

というのも、全身に汗をかく人間でさえ、汗とともに排出される塩分量はそれほど多いものではなく、 せいぜいが排出される塩分の10%程度だと判明しているからです。

ではそれ以外の塩分は、いったいなにから排出されているのかといえば、それは尿です。

そうなんです、つまりは犬も塩分の多くは尿によって排出してしまうんですね。
ということは、あまりにも極端に塩分制限をしてしまうとどうなるのかといえば、今度は塩分不足をまねいてしまう可能性がでてきてしまうわけです。



犬に必要な塩分の量

では、実際のところ犬にはどの程度の塩分が必要なのでしょうか。
生命維持に必要な塩分量として考えた場合は、体重1kgあたりに対しナトリウム量は4mgが必要だといわれています。

しかし、これはあくまでも「最低でもこのぐらいがなければ死んでしまうかもしれない」というギリギリの量であって、 健康な生活を送るうえでの必要量ではありません。

犬が元気に暮らしていくために1日に必要とするナトリウムの量は、最低でも体重1kgあたりに対して25~50mg程度ではないかと考えられています。

これには諸説あるのではっきりとした数値を示すのは難しいのですが、いずれにしても「犬に塩分はダメ」という考え方に比べると、 驚くほど多いのではないでしょうか。

ナトリウムの量を塩分として換算するために、ナトリウムの量mg×2.54÷1000で計算すると、食塩としての相当量gが導きだされます。

つまり、体重10kgの犬だったら必要なナトリウムの量は250~500mgですから、0.635g~1.27gということになります。

ティースプーン1杯の食塩がおよそ18gなので、「なぁんだ、やっぱり犬にはほとんど塩分はいらないんだ」と思うかもしれませんが、それは大間違い!

これを人間と同じような体重で換算した場合、体重50kgと仮定すると、必要な塩分量は3.175~6.35gとなります。

世界保健機関WHOが健康な成人に推奨している1日の塩分量は5gですから、なんと犬も人も必要とする塩分量に差がないことがわかるんですね。



どうやって適切な塩分を犬に摂取させるか

では、具体的にはどの程度の塩分をどのように摂取させればいいのでしょうか。

もしも市販のドッグフードを主食として食べさせている場合は、別途に塩分を加える必要はまったくありません。 すでに塩分量は適切に調節されているからです。

それなのに総合食のドッグフードに塩分の含まれた食品を加えてしまうと、今度は塩分過剰に。

たまにであればまだしも、毎日煮干や有塩タイプのチーズなどをトッピングすることは、塩分摂取量の観点からみて実はあまりおすすめできないのです。

完全に手作り食を食べさせている場合は、適切な塩分量を摂取させる必要があります。
だからといって、体重から換算した塩をそのまま加えるべきかどうかは、選んだ食材によるのではないでしょうか。

煮干や有塩タイプのチーズ、ハム、食パン、麺類などを使う場合には、それらの食材に含まれている塩分量を考慮して食材を組み合わせる必要があります。

もしもそれらの食材に含まれる塩分量だけで必要とする量が足りてしまう場合は、別途加える必要はありません。

逆に塩分量がオーバーしてしまった場合は、選択する食材を見直す必要があるわけです。



塩分量の計算が面倒なときは

犬の食事を手作りしていると、塩分量の計算でつまずいてしまい、結局ギブアップしてしまうことも珍しくありません。

そんなときは、塩分の含まれていない食材だけを組み合わせて、あとから塩を加えたほうが簡単なんです。

その際には、食卓塩より自然塩を選択することで、塩化ナトリウムが過剰になることを防ぎつつ、ミネラルなどを補給することができます。

どうしても塩分量の調整に自信がない場合は、市販のドッグフードに切り替えればいいだけのこと。 悩みすぎる必要なんてありません。

とはいえ、塩分量の計算も楽しむぐらいの余裕があると、犬の手作り食はさらにおもしろくなるんですけどね。



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