犬に生の馬肉? 実は犬の体にはとっても優しい食材(ローフード)なんです

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馬肉が犬に良いという話を、聞いたことがあるという方は少なくないと思います。

馬肉は低脂肪でありながら高タンパク、低カロリーであり、健康は犬はもちろん、 脂肪の採り過ぎが気になるワンちゃんや、栄養をしっかりと取りたい老犬などにも向いています。

元々犬は肉食動物に近い生き物ですから、体に良いというのは頷ける話でしょう。

ただ、あまり馬肉を犬に与えるという話は聞かないだけに、不安に思う飼い主さんもいるでしょう。 ましてや、生の馬肉を犬に与えて大丈夫なの?と思われる方もいるかもしれません。

結論としては、新鮮な馬肉ならぜひ生で食べさせてあげてくださいという話になるのですが、 それだけでは飼い主さんの不安は消えませんよね。

というわけでここでは、生馬肉が犬に良いと言われるその理由について解説していきたいと思います。



馬肉がなぜ犬に良いのか

まず、馬肉の特徴について。
馬肉は牛や豚、鶏肉ほど、一般的に出回っているお肉ではありませんので、もしかしたら一度も食べた事がないという方もおられるかもしれません。

お肉の中では低脂肪、低カロリーであり、どちらかというとあっさりとした風味のお肉です。

脂肪分の多くが不飽和脂肪酸(αリノレン酸やオレイン酸)で構成されており、普通のお肉の脂肪分よりもヘルシーであるため、 脂肪を摂り過ぎてはいけないワンちゃんなどにも適しています。

脂肪の採り過ぎは厳禁なのですが、かといって無脂肪は体にはかえってよくなく、 良質な脂を適量採れるという点で体に優しいと言えるでしょう。

加えて高タンパク質であるため、加齢とともに食事が細くなってしまった犬にも適しています。 アレルギーなども比較的起こしにい食材ですので、他の肉にアレルギーがあるというワンちゃんでも馬肉なら食べられるかもしれません。

もちろん、アレルギーが全く起きないというわけではないため、このあたりはワンちゃんの体質にもよりますが、 犬の食事としてはとても良質な食材です。



肉食動物に近い犬に適した食材

冒頭でも述べましたが、犬はもともと肉食に近い生き物だと言われています。

もともとは、草食動物の生の肉を食べて生きてきましたし、口や歯の構造、消化器官の働きなどを考えると、 人間のように穀物中心の食事よりも、お肉中心の食事が最適。

それは、穀物フリーをうたったドッグフードが多く出てきている事からも、よくわかると思います。

じゃあ、穀物フリーのドッグフードでもよいのでは?と思う方もいるかもしれませんが、 ドッグフードは基本的に加工された食品です。

栄養バランスなどを考えて作られているため、良質なドッグフードであれば下手な手作りご飯よりも全然良いでしょう。 ですが、加熱加工されているため、 ドッグフードばかり食べていると食物酵素が全く採れません。

酵素なんて・・と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、例えば人間だって生の野菜や果物が体に良いと言われていますし、 実際、生のジュースバーなどもあちこちで見かけますよね?

酵素云々の話についてはここではしませんが、基本的に生のお肉は栄養が壊れておらず、また消化もしやすく犬の体には優しいです。 いくらドッグフードが良質であったとしても、生の食物に叶うものではないでしょう。

栄養面でもタンパク質をはじめ、鉄分やカルシウム、ビタミンA等の栄養素が、牛や豚などのお肉に比べると豊富に含まれており、 多くの肉類の中でも優秀なたんぱく質源です。

海外の動物園などでも、体の事を考え、肉食獣には生の馬肉が与えられる事が多いのだそうですよ。



寄生虫などの心配はないの?

生肉というと、心配になるのが寄生虫。
いくら体に良いといっても寄生虫などで犬がお腹を壊すような事があれば、本末転倒です。

しかし結論から言うと、馬肉の寄生虫の心配はほとんどありません。
なぜなら、もともと馬は体温が高く、寄生虫が付きにくいからです。

とはいえ、絶対に寄生虫がつかないかというとそんなことはなく、 ザルコシスティス・フェアリーと呼ばれる寄生虫に感染した場合、馬の体内の筋肉に寄生してしまう可能性があります。

このザルコシスティス・フェアリー は犬と馬に寄生する寄生虫で、 寄生のある犬の糞便などに汚染された餌を馬が食べた場合に、馬にも寄生が発生してしまうのだとか。

症状は下痢などを起こす程度ですが、何となく怖いですよね。

ただ、流通している生の馬肉は、鮮度保持と寄生虫による食中毒防止のために冷凍処理が施されていますので、 ザルコシスティス・フェアリーは死滅しています。

ちゃんとした馬肉を扱っているお店やメーカーのものなら、安心だと言えるでしょう。



栄養満点 でも馬肉だけではダメ

生の馬肉は犬の体に良いものですが、しかし生の馬肉だけを毎日食べていては栄養が不足します。

いくら肉中心の食事が犬に適しているとはいっても、ビタミンやミネラルといった栄養素も必要としているのです。

ですので、ドライフードを馬肉のトッピングとして加えたり、 これまで手作りのご飯を与えていたのなら、そのご飯に馬肉を混ぜ込んで他の栄養も摂れるようにしてあげましょう。

ただしいろいろ混ぜるのは構いませんが、犬は基本的に野菜の細胞壁の消化が苦手なため、 繊維たっぷりの野菜の使用はお勧めしません。

栄養を吸収するどころか、お腹を壊してしまうかもしれません。
できるだけ、ワンちゃんが消化しやすい食事を与えるように心掛けてください。



馬肉なら良く食べる けど与え過ぎないで

いくら生馬肉が体に良いとは言っても、 大量のタンパク質摂取は体に負担がかかります。

手作りご飯やドッグフードと組み合わせて与えるのであれば、なおさら食べ過ぎにならないように調整しなくてはなりませんし、 犬の運動量や体の大きさなども考慮する必要があります。

食いつきが良いからと言って、与え過ぎないようにしてください。
ただ、ご家庭で使えるものは冷凍タイプになるでしょうから、量の調整はしやすいと思います。

あと、馬肉はアレルギーの起きにくい食材だと言われてはいますが、 絶対に起きないかというとそうではないため、特に他の食材にアレルギーがある場合は慎重に与えるようにしてください。



おすすめの犬用馬肉は?

馬肉が犬に良い、ということはわかっていただけたのではないかと思いますが、 しかし一体、どこで入手すれば?なんて飼い主さんもおられる事でしょう。

犬用の馬肉は、探すと結構いろいろな所で販売されているのを見かけるのですが、 使われている馬肉の質がわかりにくいこと、また量販店だと保管方法にムラがあり、鮮度的にちょっと心配です。

保管場所は厳重に温度管理されていると思いますが、流通の際の出し入れが多くなってしまうため、 半解凍してしまったり、再冷凍で霜がついてしまったりと、生肉なだけに鮮度はもちろん味の方も気になります。

ですので、生産元から直送してくれるようなメーカーさんの商品がお勧め。
加えて人が食べられるクオリティの馬肉を選びましょう。

あとかたまり肉よりも、細かくカットしたタイプの方が量の調整がしやすいですし、ご飯にも混ぜやすいのでおすすめです。

上記のようなことを考えると数が一気に絞られてしまうのですが、おすすめは以下の2点です。

馬肉パラパラミンチ

馬刺し専門店「利他フーズ」が作った、馬肉のパラパラミンチです。

カナダで生まれた仔馬を熊本に空輸し、1頭1頭拘って肥育した馬のみを使用するなど、ネット通販でよくみかけるような激安馬刺しとは一味違います。

人用の馬刺しの切れ端をミンチにしているため、非常に高品質。
ミンチ状に加工しているために量を調整しやすく、カットしなくてもフードに混ぜこみやすいところも魅力ですね。

通常販売だと、1キロ8000円程で販売している高価な馬肉ですが、 切れ端を加工したものということで価格がかなり安く抑えられており、続けやすい所も○。
ペット用の馬肉としては、一押しの製品です。


Diara(ディアラ) 馬肉パーフェクト

ディアラというメーカー名を耳にした事がある方は多いのではないででしょうか?

抗生物質やホルモン剤、殺寄生虫剤や農薬不使用、かつ無添加で人が食べられる程だというクオリティの高い馬肉をペット用に加工し、 真空小分けパックなどにして販売しています。

全体食の考え方より、肉だけでなく、内蔵類や生骨などをミックスしているのが特徴です。

真空でない角切りタイプの製品もあるのですが、長期冷凍で霜が付き変色したという声もあり、酸化しやすいという点でどうかなと思います。

真空タイプがおすすめです。





生肉が初めての犬の場合、最初から沢山与えるとお腹を壊す事があります。

慣れるまでは少量にするか、若干加熱したものを与えると良いでしょう。
徐々に生の状態へ移行し、量を増やすようにしてください。


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